埼玉県寄居町のカウンセリングルーム

心のコラム

№8 孤独と孤立はどう違うの?

心のコラム

№8 孤独と孤立はどう違うの?


 「孤独」は「身寄りや仲間がなく、頼れる人や心を通わせることが少ない状態」を指します。感情的な側面が強く、寂しさや切なさを伴いますが、孤独を積極的に受け入れ、自己探求や内省的な時間として、前向きに考える人もいます。

 これに対して、「孤立」は「一人だけ他から離れて、つながりのない状態」という意味で使われ、支援や協力を受けられない状態で、否定的な側面をもっています。

 アメリカのある大規模な調査によると、社会的なつながりや活動が少ない、と答えた成人の死亡率は、そうでない人に比べ、10年間でおよそ2倍だったということです。社会からの孤立は、肥満、運動不足、喫煙と同じ位、健康に害を及ぼすということです。慢性的な孤独や孤立は、身体の痛みと同様に免疫力を低下させるといわれています。生きにくさや辛さを感じたら、カウンセリングルームを訪れてください。「自分が支えられている」と感じられれば、健康へのリスクを心配することがなくなります。  

                              

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