あなたは、孤独だと感じていますか、それとも孤立していると感じますか。孤独と孤立は似ているように思われますが、じつは異なる意味合いのものです。「孤独」が主観的な感情なのに対して、「孤立」は、自分では望んでいないにもかかわらず、周囲の人たちとのつながりが断たれ、助けや共感が届かない客観的な状態です。
「孤独」は内面的な感情に関連しており、自分が寂しい、あるいは他者とのつながりが足りないと感じる状態を意味します。そのため、周囲に人がいても孤独を感じることがあり、逆に一人でも心が満たされていれば孤独とは感じません。
独りでいることを選び、自分と向き合う静かな時間。創造性や自己理解を深める貴重な機会にもなります。誰にも会いたくない日があってもいいし、独りの時間を心地よく感じる人もいます。
でも、もしあなたが「孤独から抜け出したい」と感じているなら、孤独感をやわらげる方法を幾つかご紹介します。
①自分を好きになる。まずは、自分の良いところや好きなことを見つけて、自分自身を認めることから始めてみましょう。自己肯定感は、孤独に対する耐性を高めてくれます。
②人とのつながりを育てる。趣味のコミュニティに参加したり、ボランティア活動を通じて、自然な形で人と関わる機会を増やしてみましょう。
③身体を動かす。運動は脳内のセロトニンやドーパミンを増やし、気分を安定させてくれます。孤独感を感じたときこそ、散歩や軽い運動を取り入れてみてください。
④情報から距離をとる。SNSやテレビは、他人の「幸せそうな姿」を強調しがちです。ときには情報を遮断して自分の感情と静かに向き合う時間を持つことも大切です。
あなたにとって「孤独」とはどんなものでしょうか。快適なものですか?それとも、抜け出したいものですか?孤独の中で得られた気づきや、逆に苦しかった経験があれば、ぜひ教えてください。コメントやメッセージ、お待ちしています。

心のコラム
№35 孤独ですか、孤立ですか?

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