おし活は、日々の生活に楽しみや張り合いを与えてくれる大切なものです。推しの存在によって元気づけられたり、仲間を見つけたり、辛い時期を乗り越えられたりした経験がある方も多いかと思います。しかし、おし活もある一線を超えてしまうと、注意が必要になります。楽しみだったはずのものが、「やめたくてもやめられないもの」に変わっていくこともあります。
・気がつくと、推しのためにアルバイトを増やし、学校を休みがちになっている
・収入のほとんどを課金やグッズ購入に使い、後悔しながらもやめられない
・推しのことが頭から離れず、仕事や勉強、生活のことに集中できない
こうした状態に、思い当たることはないでしょうか。依存症は、「やめたいと思ってもやめられない」、「生活に影響が出ている」といった状態を指します。これは特別な人に起こるものではなく、ゲーム依存やスマホ依存など、身近なものでも起こります。
おし活もまた、繰り返すことで気持ちが満たされ、「もっと続けたい」と感じやすい特徴を持っています。大切なのは、おし活そのものを否定することではありません。本来、おし活は代わり映えしない自分の人生を豊かにする、「楽しみのひとつ」であるはずです。
しかし、それによって学校生活や人との関わりが後回しになっていたり、楽しさよりも不安や焦りが強くなっているとしたら、それは心が少し疲れているサインかもしれません。その背景には、現実のしんどさや孤独、不安などが関係していることも少なくありません。おし活は、そうした気持ちを支えてくれる大切な役割も持っています。
だからこそ、「おし活をやめよう」ではなく、「どのように付き合うか」を考えることが大切です。おし活が自分の生活の中でどの位置にあるのか、一度立ち止まって見つめてみてください。もし今、おし活との付き合い方に迷いを感じているなら、一人で抱え込まず、安心してご相談ください。あなた自身の生活も大切にできる形を、一緒に考えていきましょう。

心のコラム
№67 おし活と依存症 〜楽しみを続けるために〜

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