埼玉県寄居町のカウンセリングルーム

心のコラム

№95 家事をしない夫のトリセツ ~指示待ち夫の改善方法は?~

心のコラム

№95 家事をしない夫のトリセツ ~指示待ち夫の改善方法は?~


 子育てや家事、仕事に追われる妻たちから「いちいち頼まないと何もやってくれない」という嘆きをよく聞きます。ソファでスマホを見ている夫に、イライラが募るのも無理はありません。
 妻にすれば、共働きなのだから、家事も等分に分担すべきと思っています。ところが、夫の多くは、家事の主役は妻という意識を持っています。だから、「何か手伝おうか?」という言葉が自然に出てきます。言われたことはきちんとやっているのに、なぜ妻がイライラしているのかわかりません。
 脳科学者の黒川伊保子さんは、『夫のトリセツ』の中で、男性は一つの目標に集中すると、周囲の情報が目に入りにくくなる傾向があると説明しています。妻は「ついでに」あれこれ気づくのに、夫は目の前のことに集中してしまう。もちろん個人差はありますが、悪気があって気づかないとは限らないようです。
 では、どうすれば家事に気の回る夫になってもらえるのでしょうか。まずは、一つだけ具体的に伝えてみましょう。「帰ったら、洗濯物を取り込んで、たたんでね」という具合です。次に、ゴミ出しや風呂掃除など、担当を決めて「定番」にします。そして、妻が毎日こなしている家事を、少しずつ分担してもらいましょう。黙々とこなす妻の仕事は、夫には見えていないことが多いものです。
 やってくれたら、少々大げさなくらい褒めて、感謝を言葉にすることも大切です。やり方が気に入らなくても、その場でやり直したり、ダメ出しをしたりしないこと。最初からベテラン並みの仕事を期待してはいけません。目指すは、夫が家事全体に目を配り、自分で判断して動けるようになることです。
 男性諸君。家事は妻の仕事ではありません。夫婦の共同事業です。利益が出なくても、倒産させるわけにはいきません。夫婦は上司と部下でも、先生と生徒でもありません。家庭を一緒に運営するパートナーなのですから。
 それでも、家事の分担を話し合うと怒鳴る、人格を否定する、生活や行動を支配するといったことが続くなら、単なる家事分担の問題ではありません。モラハラの可能性もあります。そんなときは、一人で抱え込まず、気軽にカウンセリングルームを訪れてください。

トップへ戻る