離活は、離婚をはっきり決意した段階だけでなく、将来の選択肢として、「離婚後の生活を準備しておく」ということも含まれるようです。30代〜50代の女性を中心に広がっているということです。
離活の特徴としては、①相手に知られないように進める、②「離婚したい」と強く思う前に“心の限界サイン”として行われることがある、③夫婦の対話がうまく機能しないと感じた結果として生じる、などが挙げられています。具体的な内容としては、証拠の整理や共有財産の確認、離婚後の生活シミュレーション、必要な手続きの把握、専門家への相談などが行われるということです。
一方で、ある日突然、妻が家を出て、弁護士から書類が届き、初めて事態を知る夫もいると聞きます。「何がそんなに不満だったのか」と戸惑う夫に対し、妻の心は長い時間をかけて静かに離れていくことが多いようです。浮気やDVなどのような、大きなトラブルがなくても、「自分の気持ちを受け止めてもらえなかった」という孤独の積み重ねが、離婚準備のきっかけになるようです。
とはいえ、離婚は簡単ではありません。経済的な不安、子どもや孫の存在、住まいの問題、そして「自分の人生をどう捉えるか」。「夫とはもう無理かもしれない」、「でも家庭は壊したくない」、そんな相反する気持ちの間で揺れ続ける方が多いと感じます。
最近では、離婚ではなく家庭内別居という形を選ぶ夫婦も増えていると言われています。同じ家にいながら距離を保ち、心の平穏を守る方法です。「夫婦としては続けない。でも家族としてはつながっていたい」という折り合いのつけ方も、珍しくなくなってきたようです。
大切なのは、どの選択が「正しい」かということではなく、あなたの心が少しでも軽くなる方法はどれかということだと感じます。迷っている段階こそ、誰かに話してよい時期です。気持ちを言葉にしたことで、はじめて、見えてくる景色が変わることがあります。もし、「独りで抱えている辛い思い」があるようでしたら、どうか結論を急がず、あなた自身の心の声に耳を傾けてみてください。
迷いが生じたり、気持ちの整理をしたいと感じた時は、心理カウンセリングルーム・ウィルにおいでください。あなたにとって最善の方法を探すお手伝いをします。

心のコラム
№69 離活って何をするの? 〜ひそかに離婚を考える妻たち〜

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