埼玉県寄居町のカウンセリングルーム

心のコラム

№19 ”白”目は心の窓 

心のコラム

№19 ”白”目は心の窓 


 目は心の窓といわれますが、実は、”白”目が大きな役割を果たしています。目配せなどがそのいい例ですが、人間は弱い生き物なので、集団で狩りをする必要があり、そのため、目の動きや瞬きのタイミングなどから、仲間が感じていることを読み取れるように、高度で複雑な目のコミュニケーションを獲得していったのではないかといわれています。
 逆に、多くの動物は、”白”目はほとんどないか、目立ちません。捕食者や獲物から視線を隠すために、白目を目立たせないように進化を遂げたのではないかともいわれています。目の動きによって、攻撃を悟られたり、おびえや恐怖などの感情を相手に気づかれることは、生死にかかわるからだといわれています。
 しかし、動物でも馬や羊、山羊などの家畜化された動物は、白目部分が目立つことが多いといわれています。我が家の愛犬マルプーもかすかに白目があることで豊かな感情が伝わってきます。人間とのコミュニケーションのために進化したのでしょうか。以上、「目は心の窓」というお話……アレ?……いやいや「”白”目は心の窓」というお話でした。 

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