やさしく思いやりの言葉は、心身ともに癒してくれますが、存在そのものを否定したり、プライドを傷つける言葉は、人を傷つけ、不登校や引きこもり、うつ病のもとになったりします。時には、ガンを発症させたり、死に至らしめる凶器になることさえあるといわれています。
「病になる言葉」(講談社刊)は、消化器内科・心療内科が専門の梅谷薫先生が、医師としての経験や患者さんへのアンケートをもとに書かれた本です。病を引き起こすような「毒」のある言葉としてあげているのが、以下のような言葉です。
① お前なんか産まなきゃ良かった。 ② 死ねば、よく生きてるねえ。
③ 洋服のサイズ、ないんじゃない? ④ 何度いったらわかるの?聞こえてる?
⑤ 生まれてこなきゃ良かったのにね。 ⑥ 変な人、あんた友達いないでしょ。
⑦ 頭おかしいんじゃない? ⑧ おまえなんかに関係ない。
「毒」になる言葉があれば、「薬」になる言葉もあります。安心と希望を与えてくれる言葉です。 ① つらかったでしょう。よくがんばってきましたね。 ➁ 心配しないで私はあなたの味方だよ。 ➂ これ以上頑張らなくていいんですよ。 ④ あなたのことを信じています。
心のコラム
№14 人を深く傷つける言葉
心のコラム