日々の生活の中で、心の悩みを抱えやすい人には、いくつかの共通する傾向があります。今回は、そんな「悩みを招きやすい心のクセ」について考えてみましょう。
1 こだわりが強すぎる人
自分の考えに強く執着する人は、他者との距離が縮まりにくく、心を開いて打ち解けることが難しくなります。心にわだかまりがあると、自然と緊張が続き、リラックスできません。その結果、知らず知らずのうちにストレスが蓄積されていきます。
2 理想が高すぎる人
高い理想を持つことは素晴らしいことですが、それが現実とかけ離れていると、心にギャップが生まれます。理想を実現できない自分にいら立ち、失望感を抱くこともあるでしょう。また、理想にこだわるあまり、現実との折り合いをつけることが難しくなり、心の柔軟さを失ってしまうこともあります。
3 一人で抱え込んでしまう人
人に頼ることが苦手で、何でも自分一人でこなそうとする人は、知らず知らずのうちに負担をため込んでしまいます。結果として、期限に間に合わなかったり、行き詰まってしまったりして、かえって周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。一人で抱え込む背景には、他者への信頼の欠如がある場合もあります。幼少期に周囲から守られたり、支えられたりした経験が少ない人は、助けを求めることに不安を感じやすく、孤立しがちです。
本来の責任感とは、他者を信頼して仕事を任せ、たとえその人が失敗しても責任を押しつけず、自分が引き受ける姿勢のことです。最初から他人を信頼せずにすべてを抱え込むことは、責任感とは少し違うのかもしれません。
悩みを招きやすい心のクセは、誰にでも少しずつあるものです。大切なのは、自分の傾向に気づき、見直していくことですが、簡単にはいかないこともあります。そんな時は、「心理カウンセリングルーム・ウィル」で、あなたの心のくせを見直してみませんか。
