埼玉県寄居町のカウンセリングルーム

心のコラム

№13 「ママっこ男子」と「マザコン」はどこが違う?

心のコラム

№13 「ママっこ男子」と「マザコン」はどこが違う?


 かつての男の子は、中学生位になると母親と連れ立って歩くだけで気恥ずかしさを感じ、友達からは「マザコン」などと冷やかされたものですが、最近はどうも違うようです。
 「ママっこ男子」というのは、20歳前後になっても母親と非常に仲が良く、買い物や旅行などを一緒に楽しむ男性のことを指すようです。「マザコン」が母親に依存するのとは異なり、友達のような関係にあり、優しい性格で、同世代の女性にもウケが良く、精神的に自立しているのが特徴で、「優しそうで嫌みがない」といったプラスのイメージを持たれることが多いのだそうです。
 博報堂の原田曜平さんが自身の著書『ママっ子男子とバブルママ』で使い始めた言葉だそうで、「ママっこ男子」の親の年代は、主に1961年(昭和36年)から1970年(昭和45年)生まれの「バブル世代」や「新人類世代」が中心だということです。
 女の子が母親と姉妹のような関係を築くこともありますが、少し異なる点もあります。母親と娘が姉妹のような関係を築く場合、外見や趣味を共有し、一緒に買い物や旅行を楽しむことが多いようです。しかし、母娘関係が非常に近い場合、娘が母親の期待に応えようとすることで、娘の自立が妨げられることがあるためです。
 「ママっこ男子」との違いは、母娘関係がより感情的な依存に陥りやすい点です。どちらも親子の絆が強いことは共通していますが、母娘関係では、娘の自立を促すためのバランスが重要です。

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