埼玉県寄居町のカウンセリングルーム

心のコラム

№93 いい人がいれば結婚したい⁉ ~で、いい人の条件って何?

心のコラム

№93 いい人がいれば結婚したい⁉ ~で、いい人の条件って何?


 日本では、結婚する人が年々減っています。団塊の世代では、年間100万組前後あった婚姻件数が、最近では50万組を下回る水準になっています。一生結婚するつもりはないという人もいますが、8割以上の人は、いい人がいれば結婚したいと考えているようです。
 では、結婚してもいいと思える「いい人」とは、どんな人なのでしょう。私たち団塊の世代では、男性に求められるのは定職をもち、収入が安定していること。女性に求められるのは、夫の収入をもとに家庭をしっかり守ってくれることでした。
 しかし、国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、結婚相手の女性の経済力を重視・考慮する男性は、1992年の26.7%から、2021年には48.2%に増えています。今や男性のほぼ2人に1人が、女性の経済力を気にする時代なのです。
 「男のくせに、相手の年収を気にするのか!」なんて、目くじらを立てたくなる気もしますが、今は共働きが当たり前になりつつあります。住宅費は高い、税金や社会保険料も安くはない。子どもの教育費もばかにならない。男性一人の収入で家族を養うのが大変な社会になったのです。
 男性も、会社で仕事をしていればよい時代ではありません。家事も育児も分担する。とすれば、女性にも働いてもらいたいと思うのは、自然なことでしょう。
 一方、女性もキャリアを積み、会社で昇進していく時代です。仕事を続けたい女性にとって、結婚や出産、子育てとの両立は簡単ではありません。せっかく築いてきたキャリアを、結婚を機に手放さなければならないとしたら、結婚に慎重になるのも無理はありません。
 では、「いい人」が見つからなければ、多少の不満には目をつぶって結婚するのでしょうか。先ほどの調査によると、結婚意思のある18~34歳の未婚者のうち、「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」という人は、男性48.6%、女性51.7%。つまり、男女ともに約半数が、理想の相手が見つかるまでは結婚を急がないということです。
 子孫を残すことは、私たち人間にとっても大切な生存戦略の一つです。しかし、私たちには、一人ひとり夢があり希望もあります。自分らしい人生を送りたいという願いがあります。 結婚や子育てが、夢や希望を実現するための妨げになると考えられているのだとすれば、私たちは、どこかで道を間違えてしまったのでしょうか。

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